片思いかも

【ふじ】さんの記事、微笑ましいですね。わかるわかる。やっぱり、「あなたを知りたい!」「私を知って!」がコミュニケーションのスタート。何よりの「動機」はそりゃ、もちろんねえ…(*^^*)

ところで、高校生の初々しさとはほど遠いですが、私も最近、切ない「片思い」を経験しました。

私の職場では、ご多分に漏れず、「地域との連携」が最近のキーワードです。市民講座や教養交流では盛んなわが校も、多文化社会については残念ながらまだかなりの「オクテ」。そんなわが校に、ついに、地域の多文化共生グループからのラブコールが!

…と思ったら、ラブコールを受けたのは、「社会マネジメント」の部署(個人的にはその選択には大いに賛成ですが)。残念ながら、私たち「日本語」部署は見初めてもらえなかったのですね。理由は、「目指すのはコミュニティ作りで、文法とか漢字とかそういうのはあんまり…」
ああ、そうか、そう思われているのね…。

しかもですね、当の「社会マネジメント」部門は、例えて言えば、実はモテモテGALでして、「えー、あたしぃ?今、「食と農業」チーム、「少子化」チーム、「商店街活性化」チーム等々で手一杯。悪いけど、あなたとデートする時間ないしー」とあからさまに迷惑顔。ああ!悲しい三角関係。

私(日本語教育)は、ここでこうして熱い思いを抱いているのに気がつかれず、愛する人は、よそを向いている。そして、彼の愛する人は、そ知らぬ顔で彼を無視。ちょっと単純化しすぎていますが、この構図、うちの機関だけでなく、社会のあちこちで起こってませんでしょうか。EPA介護福祉士受け入れ現場でも、日本人の日本語力向上の件でも。

どの分野でも「連携」が叫ばれるようになって久しいですが、まだまだ分野間での片思いはいろいろなところで続いていますね。
私たち「日本語教育」もその可能性をもっと磨いて、もっと世間に知ってもらわなくちゃ損です。多文化共生社会でもコミュニケーション力育成でも、「その点ならあの人たちがけっこう頼れるみたいだぞ!」と。

というわけで、上記の件は、来週、ついに初デートに漕ぎ着けました。「社会」にフラれたから、しぶしぶ「日本語」とデートしてくれるみたいなんですが、その選択、ぜったい「よかった♪」と思ってもらえるようにします。もっと言えば、その「社会」さんとこそ、コラボしてユニット組んで歌います。ん?よくわからなくなってきましたが、ともかくも、よたよたしながらなんとかスタートを切ったわが校の「多文化共生コミュニティ作りプロジェクト(仮)」、まだまだこれからいろいろありそう。また、ブログで報告しますね。
【よよ】